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2009年12月24日 (木)

も〜練Tシャツができるまで

こないだの日曜日はチーム練のお祭りでした。happy01
なので何か作りたくなりました。

Tシャツを作りました。t-shirt
デザインはチームのロゴをちょっとだけ変えたものにしましたが、
やはりみみず先輩Tシャツがよかったかな、と今でも思うのでこれから描いてみようと思います。


そのTシャツの作り方ですが、ぜひ紹介したいと思います。
技法は?というと、『シルクスクリーン』です。
プリントゴッコと同じです。
Cimg0096
最初に、これが出来上がりです。
写真だと色が正確ではありません。
黒地にゴールドもプリントです。aries
サイズはMサイズです。


ariesでは、まずはデザインの決定です
Mooren_2
チームも〜むすのロゴの文字を少し変えたのと、制作上のため、文字や白い線を少し太くしました。


aries決定したら、『版下(はんした)』を作ります。

まずは普通紙にプリントアウトをして大きさのチェックをします。これを実際Tシャツに当てて、確認するのです。
OKだったらOHPシートにプリントアウトします。
OHPシートはA4で10枚で1200円くらいするので失敗は痛いです。crying
今回はA3の大きさのデザインなのでOHPシートに半分ずつプリントしてセロテープでつなげます。
Cimg0060
↑写真は、下が普通紙、上がOHPシートです。

このOHPシートが版下といいます。(^^)


aries続いて『版(はん)』を作ります。
版を作ることを製版といいます。

まず、『紗(しゃ)』を張った枠に乳剤という液体を塗布します。
紗とは目の細かい網戸のようなものです。
乳剤には、紫外線に当たると固着するという性質があります。

Cimg0055
↑右の緑の液体が乳剤。左の金属の入れ物『バケット』に入れて使います。
あとかたづけ中の写真でごめんなさいsweat01

Cimg0057
↑これが乳剤を塗布した版。


乳剤が乾燥したら・・・
じゃーんsign03
Cimg0061
↑これが製版のための機械『感光機(かんこうき)』です。
60cm×60cmくらいの大きさです。

中にはブラックライトが入っていて・・・
Cimg0062_2
↑スイッチを入れると青く光ります。shine紫外線の役割です。

木材、アクリル板、ブラックライト、スイッチを買って自分で作りました。dog

これでどうやって製版するかというと、
Cimg0063
感光機、版下、版の順に乗せます。
(このとき版下の裏表は重要になりますsweat01

Cimg0064_2
密着させるために、少年ジャンプを重しにします。

Cimg0065_2
さらに板を乗せます。

そしてこの上に私が乗りますhappy01

そして約12分後・・・・・・
(この時間はテストして割り出しました。)

Cimg0066
うっすらとロゴが見えます。

これを急いでお風呂場に持って行って、
Cimg0067
シャワーをかけます。

すると・・・・・・
Cimg0068
どんどんロゴがはっきりしてきます。happy01

ロゴの部分がはがれ落ちているのです。

なぜかというと、
乳剤の特性のお話になりますが、
感光でブラックライトを当てたので、
ブラックライトの当たらない版下の黒い部分(ポジ)の乳剤は固着しないではがれてしまい、
ブラックライトが当たった部分が固着して版に残って、
版(ネガ)ができあがるのです。
Cimg0539_3
↑これが版ですshine


ariesやっと版ができあがりました。
ちゃんとできているか要チェックです。

Cimg0071
↑絵の具で刷ってみます。

Cimg0072
↑余分なところにも絵の具が着いています。

この部分は・・・
Cimg0073
乳剤を塗ってふさぎます。

そして乾いたら感光します。

もう一度、同じように絵の具でチェックしたら大丈夫だったので、いよいよTシャツに刷りますhappy01


ariesまずはアイロンがけです。
Cimg0076

Cimg0077
↑中に新聞紙を入れます。下の生地に顔料が浸透する可能性があるからです。

顔料とはなにかといいますと、布に使う絵の具みたいなものです。
Cimg0080_2
↑今回はこれを使います。

赤や青といった普通の色の場合は顔料とバインダーという液体を混ぜて使いますが、このゴールドはそのまま使えます。


Cimg0078
Tシャツの上に版を置いて、

Cimg0082
顔料を乗せます。

Cimg0083_2
手に持っているのは『スキージ』といいます。ゴムべら状のものです。

Cimg0084
刷って・・・

Cimg0085
刷って・・・

Cimg0091
刷りました!!
「顔料を厚く盛る」というのがコツです。


そして版をよけると・・・・・・
Cimg0092
ちゃんと刷れています!!

Cimg0093_2
でもよく見るとムラが・・・・・・。coldsweats02

なので、実は筆で修正しました。coldsweats01
よく見ると汚いのですが、遠目だと目立たないのでよしとしましょうdash


顔料は熱を加えると堅牢度が増すので、仕上げにアイロンをかけます。wink
Cimg0095_2


こうしてTシャツができるのですhappy01

こうして版を作ると、
Tシャツ以外にも色々刷れるし、顔料さえ変えれば違う色のものもできます。
また、顔料は綿でもアクリルでも、どんな素材にも刷ることができます。

このくらいの大きさのものひさしぶりに作ったので楽しかったです。
(^^)

どうしてこんなことをするかというと、
自分が描いたものが紙以外のものに転写できて、それがTシャツとか『物』となって使うことができるのがとても嬉しいのです。
大学で染織(せんしょく)を専攻していて、シルクスクリーンで染めることに夢中になっていました。

Katen_3
↑これは3年生のときに作ったカーテンです。

Katen2_2
よく見るとおじさんの柄です。

こんなアホみたいな作品なのは私だけでしたcoldsweats01
でも本当に真面目です!!bearing


おしまいaries

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コメント

すごーい!!

気が遠くなりそうな作業だねぇwobbly

こうして長い行程を経てTシャツが作られるんだねぇ。
全部自分でやっちゃうなんて、aiちゃんは凄い!!

投稿: かおりんご | 2009年12月24日 (木) 12時08分

かおりんごちゃん

そうだねー。
慣れるまではちょっと大変だよwobbly

今では結構慣れてから、今回はデザインから完成まで4時間くらいかな?
デザインなんてちょっと変えるだけで手間かかってないしsweat01

あとは刷る作業だけだから生産はそんなに時間かからないんだよhappy01

投稿: あいぼ | 2009年12月24日 (木) 13時18分

思い出した。

スクリーントーンって「絵」もあるよね?
家に猫の絵(スクリーントーン)があるよ!

部分的に色を変えて作ってるみたい・・・。

こういう風に刷るんだねcat

投稿: | 2009年12月24日 (木) 20時34分

投稿: BJ | 2009年12月24日 (木) 20時35分

BJさん

シルクスクリーンで絵も描けますよhappy01

色の数だけ版の数が必要になります。
ブログの記事の、最後のおじさんのカーテンは、
①背景の緑
②髪の毛のグレー1
③髪の毛のグレー2
④髪の毛のグレー3
⑤肌
⑥唇
⑦黒(線)
・・・の7色なので版の数も7つです。

楽しそうでしょsmile

投稿: あいぼ | 2009年12月24日 (木) 21時46分

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